洋服ブラシの使い方は、「上下に3回」かけることがポイントです
なぜなら繊維の中からホコリが浮き上がらせ、毛並みを整えるため
まずは上から下へ、繊維に沿ってブラシをかけると表面のホコリが浮き上がります
次に下から上へブラッシングすることで、浮き出たホコリを払い落とします
その後で、もう一度上から下へブラッシングすると、毛並みが整い、ツヤが出ます
洋服ブラシの使い方~コート
花粉症などアレルギーのある人は、コートにブラシをかけておくのがオススメです
なぜならホコリと共に、花粉も取り除けるからです
玄関に入る前に落としておくと、さらに効果があります
【ウールのコート】
帰宅したら、まず型崩れやシワを防ぐために、厚手のハンガーに掛けます
厚手のハンガーがない場合は、「肩」の部分にタオルなどを巻きつけてもOK
特に「襟」まわりと「肩」が汚れやすい部分です
そのため首から肩へサッとブラシをかけておきます
身頃の部分は、上から下、下から上、上から下、と3回、前後ともブラッシング
クローゼットに仕舞う時は、1~2cmのスペースを空けると生地が傷みません
ぎゅうぎゅうに詰まって風通しが悪いと、カビの原因となります
【レザージャケット】
レザージャケットなどは「ファスナー」部分に汚れが溜まりがちです
伸縮素材を使った「袖口」「ポケット」「縫い目」などにも、サッとブラシをかけておきます
【小物類の汚れ取り】
冬用のウールの帽子やハンチング、夏用の麦藁帽などもホコリが溜まりがち
収納中にもホコリが付いてしまうので、着用前にも軽くブラッシング
帰宅して脱いだ時にも、サッとブラシをかけておけばOKです
「バッグ」や「財布」なども、時々ブラシでホコリ取りしておくと汚れが溜まりません
洋服ブラシの使い方~ニット
毛玉が付きやすいニット類は、ブラシをかけることで、毛玉が小さいうちに取れます
特に毛足の長いカシミアは、ブラシをかけることで繊維を立ち上がらせ、ふわっとします
すると毛並みが整い、生地にツヤが出て、新品のような光沢が蘇ります
上下を逆さまにしてブラッシングし、軽く振ることでホコリが落とせます
スーツのほこり取り
「肩」の部分は最も汚れが目立つので、内側から外へとブラシをかけておきます
「襟」の周りは特にホコリが溜まりやすい部分
そのため襟を立てて、裏側にもブラシをかけておきます
そしてスーツの「前立て」の部分も、裏返して
上から下、下から上、再び上から下、とブラッシングしておきます
ボトムも同様です
シワになりやすい「膝」の部分、「ファスナー」周りは特に念入りに
さらに月に1回くらい、「裏地」にもブラシをかけておきます
そして「ポケット」「縫い目」なども丁寧にブラッシングしておけば完璧
定期的にブラシをかけておくことで、スーツが長持ちします
洋服ブラシの種類と選び方
表面のゴミを取るだけなら、エチケットブラシや粘着テープなどでも十分
ですがウールなどの繊維を整えるためにはブラシが必要です
ケント洋服ブラシはウール、カシミア用の高級品
少し重いですが、天然毛で生地を傷めません
静電気除去もしてくれる白馬毛ブラシが、安くてオススメです
カシミアの洗い方で気を付ける点は、「決してこすらない」こと。カシミアは毛足が長いので、特に毛玉ができやすいからです。そのため手で押し洗いし、絞らないで水けを押し出します。