パソコンの初期設定は、ショップに依頼すると費用がかかります
ところが本当は、手順さえ分かれば自分でできる、簡単なことです
パソコン初期設定の手順
パソコンの初期設定は、ネットに接続するかどうかで方法が変わります
また、マイクロソフトアカウントとローカルアカウントでも違います
まとめると、初期設定の方法には3種類あります
- ネットに接続して、マイクロソフトアカウントで設定する
- ネットに接続して、ローカルアカウントで設定する
- ネットに接続せず、ローカルアカウントで設定する
マイクロソフトアカウントで設定すると、入力情報はサーバー上です
そのためパソコンを買い替えたときにも同じアカウントが使えます
そしてOneDriveなどマイクロソフトのサービスも利用可能です
ローカルアカウントの場合は、入力情報がパソコン内に保存されます
とはいえ後からマイクロソフトアカウントを作成してもかまいません
ネットに接続しない場合は、ローカルアカウントでの設定です
【電源を入れたときの初期設定】
どの方法でも、まず電源を入れると自動的に初期設定の画面になります
- まず国は「日本」で「はい」
- キーボードレイアウトまたは入力方式は「Microsoft IME」で「はい」
- 次に、2つ目のキーボードレイアウトは「スキップ」でOK
するとネットワーク接続画面になります
【パソコンをネットワークに接続】
無線WiFiの場合は、一覧の中から選択してクリック
「ネットワークセキュリティキー(パスワード)」を入力して「次へ」
有線接続の場合は、LANケーブルを繋げるとネットに繋がります
ここでネットに接続できない場合は、次の手順でネットに繋げます
- 「Shift」+「F10」を同時に押す
- 黒い画面が出てくるので、「oobe\bypassnro」と入力して「Enter」
- パソコンが再起動し、初期設定の最初に戻る
- 「国」「キーボード」を設定し直し、ネットワークの画面へ進みます
- 下に表示された「インターネットに接続していません」をクリック
- 下の「制限された設定で続行」をクリック
- プロバイダから提供されたユーザー名(認証ID)とパスワードを入力
- 「詳細オプション」で「プロキシ設定」の「編集」をクリック
- 「設定を自動的に検出する」を選択するとネットに接続されます
【パソコンのアップデート確認】
ネットに繋がると、アップデートの確認が自動的に行われます
- 「ライセンス契約」の確認が出たら「同意」をクリック
- デバイスの「名前」を入力して「次へ」または空欄のまま「スキップ」
- Microsoftエクスペリエンス画面で「サインイン」をクリック
マイクロソフトアカウントで設定する場合は、メールアドレスを入力
ローカルアカウントで設定する場合は、「no@thanks.com」を入力
【マイクロソフトアカウントでの設定】
入力するメールアドレスは既存のものでも、新たに作成してもOKです
これがマイクロソフトアカウントのIDになります
- パスワードを設定して入力し、「次へ」
- 国と生年月日を入力して「次へ」
- セキュリティ情報の追加で「連絡用メールアドレス」または電話を入力
- PINの作成画面で「PINの作成」をクリック
- PINのセットアップ画面で任意の英数字を入力して「OK」をクリック
PINコードとは、パスワードより安全性が高い個人識別番号です
「指紋登録」をする画面が表示される場合は、登録しておくと安心です
【ローカルアカウントでの設定】
メールアドレスに「no@thanks.com」を入力すると警告文が表示されます
「問題が発生しました」とありますが、そのまま「次へ」をクリックしてOK
これ以降は、「Shift」+「F10」でネットに接続した場合も同様です
- デバイスを使う人の名前を入力して「次へ」
- セキュリティの質問で3つの質問と答えを設定します
セキュリティの質問は、パスワードの再設定の時などに使います
答えは、漢字、ひらがな、正確に入力しないといけません
そのため忘れないようメモしておくと安心です
この後は全て共通した設定になります
- デバイスのプライバシー設定は、すべて「いいえ」に変更して「同意」
- 登録画面は任意なので、名前とメールアドレスは空欄のまま「次へ」
自動的に処理が始まり、デスクトップ画面が表示されたら完了です
初期設定ができたら、ウィルス対策とアップデートをしておきます
パソコンのセキュリティ設定
ウィルス対策のために、セキュリティソフトを入れる必要はありません
理由は、Windows に備わっているMicrosoft Defender で十分だからです
アップデートで常に更新しておけば、最新のウィルスにも対応できます
むしろ危険なのは、使用期限が切れたセキュリティソフトです
例えば試用版のセキュリティソフトを使っている場合
使用期限が過ぎると、セキュリティは全くない状態になります
期限内に正規版を購入するか、試用版は削除しないと危険です
【セキュリティソフトの削除】
Microsoft Defender は、他のセキュリティソフトがあると作動しません
たとえ使用期限が過ぎたセキュリティソフトであっても、です
そのため無効なセキュリティソフトは削除する必要があります
セキュリティソフトを削除すると、Microsoft Defender が起動します
忘れないうちに、試用版はアンインストールしておくと安心です
アンインストールの方法:
- 「設定(歯車マーク)」をクリック
- 「アプリ」を選択してクリック
- セキュリティソフトを選択して「アンインストール」をクリック
アンインストールが完了したら、ウィンドウズのUpdateもしておきます
【ウィンドウズのアップデート】
ウィンドウズを更新すると、Microsoft Defender も最新化されます
そのため最新のウィルスにも対応できるようになっています
- 「設定(歯車マーク)」をクリック
- 「Windows Update」を選択してクリック
- 「すべてインストール」をクリック
「最新の状態です」になったらOK
「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」を「オン」
これで更新プログラムがある時には自動的にアップデートされます