秋の連休は、ベランダ掃除やガラス拭きに最適な時期
なぜなら空気が乾いて、体を動かすにも心地よい季節だからです
年末の大掃除にやろうと思っても、寒い時に外での水仕事はしたくありません
落ち葉がひと段落したら、まとめて処分
ベランダの椅子や鉢植えを片付けて、窓ガラスの外側も拭いたら、気分も晴れます
ベランダ掃除を水を使わずやる方法
集合住宅のマンションでは、水を使わないベランダ掃除が必要な場合もあります
なぜなら賃貸では、ベランダで水を流すことが禁止されていることがあるからです
例えば上下階や両隣で、布団や洗濯物を干しているかもしれません
水を流さなくても、ベランダ掃除や窓拭きはできます
- 鳥のフン掃除
- ホウキとチリトリでの掃除
- 雑巾での拭き掃除
- 排水溝のゴミ取り
これだけでもスッキリきれいになるはずです
【鳥のフン掃除】
真っ先に取り除くべきなのが、病原菌などが付いている鳥のフンです
まずは「キッチンペーパー」などで拭き取ります
掃除機を使うと排気口から菌が飛び散るので、必ず手で拭き取ります
乾いて固まっている場合は「水」をスプレー
柔らかくしてから、ペーパーごと取り除いて処分します
硬くなって取りにくい場合は「クエン酸」や「酢」を加えた水を吹きかけます
仕上げに「消毒用アルコール」をスプレーして拭き取ると綺麗になります
【ホウキとチリトリでの掃除】
次にベランダ床の土埃と、落ち葉やゴミを処分
この時に、濡れた「茶葉」などをまいてから掃くと、土埃が立ちません
腰を曲げなくてもいい、柄の長いホウキが楽です
さらにチリトリとセットで、立てておけるものなら、置き場所にも困りません
【雑巾での拭き掃除】
ベランダの手すり、物干しざお、エアコンの室外機は、雑巾で水拭きすればOK
排気ガスのススなどが付いている場合は「重曹」を入れた水で拭くと取れます
ベランダ床は、フローリング用の「ウェットモップ」で拭くと綺麗になります
【排水溝のゴミ取り】
排水溝に溜まった落ち葉は「ゴム手袋」をして手で集めるのが簡単です
ベランダ窓の拭き掃除
ベランダ窓は「網戸」「窓枠」「外側ガラス」「内側ガラス」の順番にします
なぜなら先に網戸や窓枠を掃除しないと、ガラスに汚れが付いてしまうからです
そして窓ガラスは、「水拭き」「乾拭き」だけのほうが綺麗になります
ガラスに洗剤が残っていると、日光で焼け付いて虹色に変色することがあるからです
そのため洗剤を使う場合は、しっかり拭き取る必要があります
【網戸の掃除】
網戸を外さずに掃除する場合は、まず室内側から
フロアモップのドライシートで土ほこりを拭き取ります
マイクロファイバークロスを使うと、細かな部分まで拭けて便利です
落とした汚れは床に落ちるので、掃除機で吸い取るか、ホウキで掃き集めて捨てます
次にベランダに出て窓を閉め、網戸の外側をフロアモップで拭きます
土ほこりなどが取れてから、ウェットシートで拭くと綺麗になります
あるいは「重曹」を溶かした水をスプレーで吹きかけてから拭くと、よく落ちます
網戸掃除が終わったら「柔軟剤」を吹きかけておくと汚れにくくなります
柔軟剤には静電気を防ぐ働きがあるからです
●アコーディオン網戸の掃除
蛇腹になったアコーディオン網戸の掃除には「細いハンディモップ」が便利
ホコリや汚れが溜まる「折り目」に沿って拭けるからです
マイクロファイバー部分を取り外し、洗剤を入れたぬるま湯に浸して拭きます
頑固な汚れも拭き取れ、洗って何度も使えるのも◎
細いハンディモップは、エアコンの中やパソコンのキーボートの埃を取る時にも便利です
ひどく汚れてしまった網戸なら、いっそ張り替えたほうが楽な場合もあります
【窓枠とサッシの掃除】
サッシの溝には「ペンキ塗り用のハケ」が便利
毛がしっかりしているので、頑固な汚れもよく取れます
【ベランダ窓のガラス拭き】
窓ふきは、まず「外側」を「乾拭き」してホコリを取ってから
床用のドライモップを使うと楽です
窓掃除に適しているのは、曇りの日
適度に「湿気」があるほうが汚れが落ちやすいからです
逆にカラカラに乾燥した日だと、すぐに乾いて拭きにくくなります
スクイージーは、ゴムがピッタリ密着し、少し重みがあるほうがスムーズに動かせます
使う時は「左上」から「右下」へ斜めに動かすのがコツです
なぜなら水滴が右下へ集まり、筋が残りにくくなるからです
最後に、拭き残した部分を乾いた雑巾で拭き取ればOK
水拭き、乾拭きでは汚れが落ちない場合には、洗剤を使います
ですが汚れがひどい場合、いきなり洗剤を付けると汚れが固まってしいます
そして洗剤を使う場合は、しっかり洗い流すことが大事です
タバコのヤニで黄ばんでいる場合は「塩水」で拭くと取れます
水を使ったベランダ掃除
高圧洗浄機を使う場合などは特に、近隣への配慮が欠かせません
ホコリや水が飛び散ると迷惑をかけてしまうからです
あまり風のない「雨の日」が、ベランダ掃除には向いています
なぜなら、湿気があるので、汚れが落ちやすくなっているからです
それに雨の日なら、布団や洗濯物を干しているお宅も少ないはずです
水を流せる場合は「デッキ・ブラシ」でこすると綺麗に掃除できます
シンプルなデザインのデッキ・ブラシなら出しっぱなしでも気になりません
細かな凹凸があるコンクリート床でも、タイルの目地でもOK
洗剤を入れた水をつけてデッキブラシでこすると、大抵の汚れは落ちます
タイルの床なら「重曹」を入れてこすると綺麗になります
ウッドデッキの場合は、薄めた「住居用洗剤」を使うと傷みません
最後にホースやバケツで水をかけて洗剤などを流します
【網戸を洗う】
網戸を洗う場合ゴシゴシこするのは禁物
網が伸びて、たわみの原因となります
スポンジで「泡」を塗り、汚れを浮かしてから拭き取ります
網の目に詰まった汚れを取るなら「歯ブラシ」などでこすります
広い面には「洗車ブラシ」を使うのが簡単
大きいので一度に全体を掃除できます
網戸のガンコな汚れ落としに効果的なのが「グリップ網戸洗い」
テレビなどでも紹介され、汚れがよく落ちると評判のスポンジです
手で握りやすい形で使いやすく、100円ショップでも売っています
- 洗剤が泡立ちやすい「スポンジ面」
- 網目に詰まった汚れを掻き出す「ブラシ面」
両面で汚れを落とします
小さな網戸ならスポンジを2個で両側から挟むように。
スポンジに汚れが付いて下に落ちにくいので、床掃除が楽です。
取り外せる網戸なら、シャワーで洗い流すと楽です
大きな網戸なら、雨の日に横にしておくと汚れが流れ落ちます
【コンクリートの黒ずみを取る方法】
コンクリートの黒ずみには「漂白剤」や「カビ取り剤」が効果的です
まずは黒くなった部分に、スプレーで吹きかけておきます
さらに表面を「キッチンペーパー」と「ラップ」で覆っておくと流れ落ちません
時間を置きすぎると変色することがあるので「10分」経ったらブラシでこすり、水をかけて洗い流します
何度か繰り返すうちに取れてくるはずです
塩素系の漂白剤では落ちない場合は、酸素系のトイレ洗剤などで落ちることがあります
とはいえ塩素系の漂白剤と混ざると有毒ガスが発生するので、必ず洗い流してから使うことが大事です
【苔を取り除く方法】
緑色の苔は「熱湯」で落とせます
壁面の苔にはペーパータオルなどの上から「お湯」をスプレーします
少し時間をおいて、柔らかくなってからブラシでこすると、大抵は落ちるはずです
秋の気配と共に虫の音が聞こえてきますが、不快な害虫たちも元気です
虫除け、室内では秋冬も対策が必要です。なぜなら室内はエアコンで一年中、快適な状態に保たれているからです。それは虫に取っても快適ということ。盛夏より、涼しくなった時期のほうが蚊などは発生しやすいと言います。虫も涼しいほうが活動的になるし、冬になる前に産卵もするのでしょう。