使うたびにサッと「乾拭き」するのが、最も楽な電子レンジ掃除
なぜなら、庫内に残った湿気で、汚れが落ちやすくなっているからです
そのままドアを閉めると、汚れが固まり、水分と塩分がサビの原因ともなります
電子レンジのサビは落とせないので、注意が必要です
とはいえ放置してしまった電子レンジ庫内の汚れも、重曹で落とすことができます
電子レンジの水拭き掃除
あらゆる掃除の基本が、柔らかな布を使った「水拭き+乾拭き」です
ところが洗剤や固いスポンジなどは、素材を傷めてしまいます
汚れは後からでも落とせますが、傷んだ部分は元通りになりません
例えば油汚れなら、「お湯」を使うと、たいていは落とせます
とはいえ湿っていると拭き筋が残るので、乾拭きすることでピカピカになります
水気を取り除くことで、カビ汚れや水あか汚れも防げます
そして水拭き、お湯拭きで落ちない場合には、重曹が効果的です
重曹で電子レンジ掃除
まずは「水または湯」に「重曹」を溶かし、汚れた部分に塗ります
あるいは「キッチンペーパー」を重曹液に浸してから、汚れに貼り付けてもOK
「スプレーボトル」に入れて吹き付けることもできます
次に「水を入れたカップ」を入れて加熱します
電子レンジの庫内に蒸気が充満したら、熱いうちに庫内を拭き取るだけです
これで落ちない汚れは、蒸らし時間を長くしてみます
【時間をかけた重曹掃除】
まず重曹を溶かした水を「スープ皿」に入れて、電子レンジで3分ほど加熱します
ガラス窓に水滴が付くくらいに熱したら、そのまま「30分」ほど放置
それから扉を開けてスポンジで水けを拭き取り、布巾で乾拭きします
【頑固な汚れには重曹ペースト】
まずは重曹に水を加えて、歯磨き粉くらいの固さにします
それを頑固な汚れに塗り、スポンジでこすります
落ちにくい場合は、再び蒸気で満たしてから、スポンジにペーストを付けて磨きます
重曹で電子レンジを掃除した後は、必ず拭き取っておくことが大事です
やってはいけない電子レンジ掃除
電子レンジ掃除では「サビ」や「傷」を生じさせないことが非常に大事です
なぜなら塗膜がはがれ、内部の「金属」が表出すると、発火する危険性があるからです
サビ補修はできても、傷が付くと塗装はがれが生じてしまいます
サビが生じたり、塗装がはがれた場合は、買い替え時です
「酢」や「塩分」は、サビの原因となります
そのため電子レンジ掃除では、酢やクエン酸を直接つけないほうが安全です
重曹も塩分を含むため、つけっぱなしにせず、水拭き+乾拭きで必ず拭きとります
塗装を溶かす「シンナー」「ベンジン」「アルコール」も、電子レンジ掃除には使えません
傷が付きやすい「クレンザー」「メラミンスポンジ」も避けたほうが良いものです
「漂白剤」「酸性洗剤」「アルカリ性洗剤」「スプレー洗剤」なども塗膜を傷つけます
電子レンジ掃除まとめ
電子レンジの大敵「サビ」「傷」を付けないことで、長持ちさせることができます
- 使うたびに庫内を「乾拭き」する
- 汚れたら、まずは「水拭き」+「乾拭き」
- 落ちない汚れは、庫内に「蒸気」を満たしてから拭き取る
- 頑固な汚れは「重曹」で落とし、必ず拭き取る
効果的に汚れを落とし、無駄な洗剤を減らすには、汚れの種類と洗剤の関係を知ることが大事です
汚れの種類に応じた洗剤を選ぶと、掃除や洗濯がシンプルになります。なぜなら、色々な洗剤を用意して、使い分ける必要がなくなるからです。例えば食器洗剤は、掃除にも洗濯にも使えます。漂白剤も、掃除用と洗濯用の両方を用意する必要はありません。