【占星術】自分の星を日々の過ごし方のヒントとして活用

占星術は、未来予測ではなく、未来を予定するためのツールとして暮しに取り入れています

なぜなら自分の星と誕生日は、分かりやすい指針だからです


例えば、暦や時計を見て予定を立てるように、占星術は使えます

一日、一か月、一年、さらには10年、20年という長い時間を扱うのが占星術です

一生を俯瞰して見ることで、人生の全体像が見えてきます


占星術で知る人生の全体像

ホロスコープ

今の立ち位置を明確に表しているのが、誕生日ごとに進む年齢です

早く大人になりたいと思っても、いつまでも若くいたいと思っても、時間は淡々と過ぎます

そんな一生を、俯瞰して見られるのが、占星術の人生観です


占星術の人生観で特に興味深かったのが、天体の年齢域という考え方

10天体に、年齢ごとの人生ステージを当てはめたものです


【天体の年齢域】

占星術では10個の天体に、象徴的な意味を持たせています

それに人間の年齢を当てはめて、どういう時期かを表すのが、天体の年齢域です


  • 0-7歳:月(覚える時期)
  • 7-15歳:水星(言語化して発信する時期)
  • 15-25歳:金星(味わい楽しむ時期)
  • 25-35歳:太陽(目指すものに対して表現する時期)
  • 35-45歳:火星(挑戦し始める時期)
  • 45-55歳:木星(広げ増やす時期)
  • 55-70歳:土星(見直して制限する時期)
  • 70-84歳:天王星(変化を起こす時期)
  • 84-100歳:海王星(夢見る時期)
  • 100歳-寿命:冥王星(極める時期)


占星術では海王星が人生の終わりで冥王星は死後ですが、独自に捉えなおしています

生きている間のことだけで十分ですし、人生100年時代ですから


【一生を俯瞰して見る】

意外に感じたのが、70代からに天王星が当てられていることでした

なぜなら天王星は「改革」を象徴する星なので、もっと若い時期のイメージだったからです


自分だけでなく、社会全体へも目を向けられるようになるということかもしれません

それまでの人生をリセットして変化を起こすのが70代から

こんな風に一生を俯瞰して見る視点を持つと、今やることが見えてきます


人生には終わりがあることは誰もが分かっているけれど、あまり考えたくありません

けれど今できること、自分がやりたいことをやっておかないと、後から取り返しはつきません


若い時にしかできないこと、というのはあります

そして若いうちは、今のこと、自分のことで精いっぱいな時期です

また年齢を重ねなければ分からないこと、できないこともあります


占星術における12星座

12星座

誕生日だけで分かる太陽星座なら、多くの人が知っているはずです

占星術では、誕生した瞬間の天体配置から、その人の性格や運勢を占います

とはいえ、そこに根拠はなく、占星術は世界観のひとつにすぎません


【ホロスコープとは】

ホロスコープの語源は「ホロスコポス」という古代ギリシア語です

「時の観測」という意味で、暦や時計を考え出すための天文学でした


そして天文学でも占星術でも扱う12星座は、一年の四季を表す記号です


【12星座の季節】

  • 3月20日ころの春分(春の起点)牡羊座
  • 4月20日ころ(春の継続・安定)牡牛座
  • 5月20日ころ(春から夏へ移行)双子座
  • 6月20日ころの夏至(夏の起点)蟹座
  • 7月20日ころ(夏の継続・安定)獅子座
  • 8月20日ころ(夏から秋へ移行)乙女座
  • 9月20日ころの秋分(秋の起点)天秤座
  • 10月20日ころ(秋の継続・安定)蠍座
  • 11月20日ころ(秋から冬へ移行)射手座
  • 12月20日ころの冬至(冬の起点)山羊座
  • 1月20日ころ(冬の継続・安定)水瓶座
  • 2月20日ころ(冬から春へ移行)魚座


その季節の星座は太陽の方向にあるため、夜空に見える星座とは異なります

なぜなら日中に空を見上げても、太陽の光に遮られて星は見えないからです

そして星座は時期を表す記号にすぎないので、実際の星座と全く同じ位置でもありません


例えばアナログ時計の盤面に記された、1から12の数字と同じです

ただし時計と違い、一日ではなく、一年を表しています


ホロスコープと暦が違うのは、区切られた期間ではなく、永遠に続く循環を表している点です


限られた時間を生きる人間は、同じ季節が巡ってくるたびに年齢を重ね、変化していきます

そして季節に応じて暮らし方を変えるように、人生の場面に応じて変えられるのが意識です

ハウスは、そんな人生の各シーンを表しています


占星術における12ハウス

12ハウス

ハウスは星座と同じように12に分けられ、人生の起点となる誕生から始まります

様々な分割方法がありますが、分かりやすいのが、誕生星座の時期を1ハウスとする方法です

各ハウスには様々な意味が含まれますが、分かりやすく要約して解釈しています


  1. 自分自身
  2. 所有物
  3. 能力
  4. 居場所
  5. 自己表現
  6. 他者貢献
  7. 対人関係
  8. 受容
  9. 拡大
  10. 社会基盤
  11. 仲間
  12. 理想


これらが予定を立てる際の「テーマ」です

そして毎月、毎年、あるいは10年といった期間で予定を立てる際に、10天体を参照します


占星術における10天体

10天体

太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星

占星術では、10天体の位置によって様々な占いをします


私は10天体を、時計の針のようなものだと考えています

なぜなら12星座や12ハウスといったホロスコープの盤面を移動しているからです

そして運行の速度に応じて、1か月、1年、10年といった時間を表しています


【天体の周期】

  • 27~28日で一周する月
  • 30日くらいで一周する水星、金星、太陽
  • 2年くらいで一周する火星
  • 12年くらいで一周する木星
  • 30年くらいで一周する土星
  • 84年くらいで一周する天王星
  • 165年くらいで一周する海王星
  • 248年くらいで一周する冥王星


一生の間に何度も同じ場所に来る天体は、同じテーマに繰り返し意識を向けます

いっぽう、一生に一度しか同じ場所に来ない天体は、長期にわたって取り組むテーマです


【天体が表す行動指針】

それぞれの天体は「どう行動するか」を表します


  • 月:覚える、身につける
  • 水星:言語化する、発信する
  • 金星:味わう、楽しむ
  • 太陽:目指す、表現する
  • 火星:始める、挑戦する
  • 木星:増やす、広げる
  • 土星:見直す、制限する
  • 天王星:変える、新しくする
  • 海王星:夢見る、理想を思い描く
  • 冥王星:極める、追及する


例えば、月が1ハウスの時期に巡ってくる時期は、身に付けたい知識や経験に意識を向けます

とはいえ月は数日で移動していくので、じっくり同じテーマに取り組めるわけではありません

逆に同じ場所に20年も留まる冥王星は、遠い未来を見据えた大きなテーマです


そして冥王星のテーマを追求するために、理想を思い描くのが海王星のテーマ

海王星のテーマを叶えるために変えていくのが、天王星のテーマです


こういったことを考えて、10年、1年、1か月、1週間の予定を立てています

そのために使っているのが、1冊のノートです

それには、日付など印刷されていない、シンプルなノートを使っています

ノート術 予定・日記・家計簿 一冊のノートで管理

【ノートに書くこと】未来・今・過去~確認と振り返り~

ノートに書くことを一冊にまとめたら、時間管理がしやすくなりました。一冊で、未来、今、過去が把握できるからです。例えば、未来の予定を見ながら、今やることを決められます。そして過去の記録を見ながら、今やることや未来の予定を立て直します。